珍品!ジークフリート・ワーグナー:歌劇『太陽の炎』

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ジークフリート・ワーグナー(Siegfried Wagner)

ジークフリート・ワーグナーSiegfried Helferich Richard Wagner, 1869年6月6日 – 1930年8月4日)は、ドイツの作曲家、指揮者、演出家。リヒャルト・ワーグナーとコジマ・フォン・ビューローの子で、フランツ・リストの孫。

ジークフリート・ワーグナー – Wikipedia

ジークフリート・ワーグナーの残した主要な歌劇には以下のものが挙げられます。

  • 熊の皮を着た男(Der Bärenhäuter) (1898)
  • いたずら好きの公爵(Herzog Wildfang) (1900)
  • 小鬼 (Der Kobold) (1903)
  • 陽気な兄弟 (Bruder Lustig) (1904)
  • 星の掟 (Sternengebot) (1906)
  • バナディートリッヒ (Banadietrich) (1909)
  • 黒鳥の王国 (Schwarzschwanenreich) (1910)
  • 太陽の炎 (Sonnenflammen) (1912)
  • 異教徒の王 (Der Heidenkönig) (1913)
  • 平和の天使 (Der Friedensengel) (1914)
  • すべては小さな帽子のせい (An allem ist Hütchen schuld!) (1915)
  • 愛の犠牲 (Das Liebesopfer) (1917)
  • マリーエンブルクの鍛冶屋 (Der Schmied von Marienburg) (1920)
  • ラインウルフとアデラシア (Rainulf und Adelasia) (1922)
  • 神聖な菩提樹 (Die heilige Linde) (1927)
  • 妄想の犠牲 (Wahnopfer) (1928)
  • ヴァラムント (Walamund) (1928-29)
  • ヴェルンハルト (Wernhart) (1929)
  • それぞれの人がこうむったちょっとした呪い (Das Flüchlein, das Jeder mitbekam) (1929)

今回ご紹介するのがこの中の『太陽の炎』です。

リヒャルト・ワーグナーとコジマ・リストの長男として生まれたジークフリート・ワーグナー。もともとは建築家を志していたものの、父に倣い作曲家に転向。フンパーディンクに師事して作曲を学びました。指揮者としても素晴らしい能力を発揮、バイロイト音楽祭でも演奏、演出の両面で大活躍しています。父とは違い温厚な性格であったことが知られ、その作品も大言壮語ではなく、おとぎ話などを題材にした穏健なものが多く、作品数は多いものの、そのほとんどは忘れられています。
この『太陽の炎』は1912年に作曲された8番目の歌劇。13世紀、十字軍の侵入で崩壊しつつあるビザンチン帝国で立ち往生してしまった脱走兵が主人公の悲劇で、第1次世界大戦が勃発する直前の作曲当時の不安な情勢が反映されています。初演後一旦は忘れられてしまいましたが、1979年に一部蘇演され、2002年にようやくハレ劇場で完全上演されました。

ワーグナー、ジークフリート(1869-1930)/Sonnenflammen: Pachl Leykam / Bayreuth Digital O Butzer Broberg Valenta

なお、DVDの画像や商品情報はHMVにより販売促進のために使用許諾されているものを使用しております。

音だけ聴くことですら難しい歌劇ですが、今回は映像で楽しむことができます。

しかも、上演されているのがバイロイト辺境伯歌劇場!

これは珍品です。

歌劇『太陽の炎』全曲 DVD

歌劇『太陽の炎』全曲 パクル演出、レイカム&ミュンヘン・PPPミュージック・シアター、ジョルジオ・ヴァレンタ、他(2020 ステレオ)

ワーグナー、ジークフリート(1869-1930)/Sonnenflammen: Pachl Leykam / Bayreuth Digital O Butzer Broberg Valenta

基本情報

  • ジャンル : クラシック
  • カタログNo : 2220007
  • 組み枚数 : 1
  • レーベル : Marco Polo
  • リージョンコード : ALL
  • 発売国 : Europe
  • 信号方式 : NTSC
  • 画面サイズ : ワイドスクリーン
  • 色 : カラー
  • フォーマット : DVD
  • その他 : 輸入盤

商品説明

ジークフリート・ワーグナー:歌劇『太陽の炎』

この映像は、2020年、バイロイト辺境伯歌劇場でのライヴ収録で、実力派の歌手たちの歌唱が聴きどころ。舞台装置と衣装は簡素ですが、背景に様々な情景を映し出すことで物語を補完。歌手たちは必要に応じてマスクを手にして歌うという、2020年ならではの時代情勢も反映された興味深い演出が施されています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ジークフリート・ワーグナー:歌劇『太陽の炎』全曲

皇帝アレクシオス…ウリ・ビュッツァー(バリトン)
皇后イレーネ…レベッカ・ブロバーグ(ソプラノ)
フリドリン(フランコニアの騎士)…ジョルジオ・ヴァレンタ(テノール)
アルブレヒト/物乞い/占い師…スティーヴン・シーシャレッグ(バリトン)
ゴメラ(宮廷道化師)…ディルク・メストマッハー(テノール)、ウィリアム・ウォレス(テノール)
イリス…ユリア・レズニク(ソプラノ)、他
ミュンヘン・PPPミュージック・シアター・インストゥルメンタル・アンサンブル
バイロイト・デジタル・オーケストラ
ウルリヒ・レイカム(指揮)

演出:ペーター・P・パクル
装置:ロベルト・プフランツ
衣装:クリスティアン・ブルーンス

収録時期:2020年8月15,16日
収録場所:バイロイト辺境伯歌劇場(ライヴ)

収録時間:135分
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ2.0
歌唱:ドイツ語
字幕:英語、ドイツ語
NTSC
Region All

バイロイト辺境伯歌劇場

バイロイト辺境伯歌劇場 – Wikipedia

バイロイト辺境伯歌劇場(バイロイトへんきょうはくかげきじょう)ないし辺境伯歌劇場 (ドイツ語: Markgräfliches Opernhaus) は、ドイツ・バイエルン州の都市バイロイトにある18世紀に建てられた歌劇場である。バロック様式の傑出した美しさを持つ歌劇場というだけでなく、当時の要素のほとんどがそのまま伝わっている稀有な例として、2012年にUNESCOの世界遺産リストに登録された。また、リヒャルト・ワーグナーが自らの祝祭劇場をバイロイトの地に建てるきっかけとなった歌劇場でもある。

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